ハミ出し商社マンの徒然草

思ったことをツブやきます

商社マンが実践するインフォデミック対策に大切な3つのこと

に大切な3つのこと今日はコロナウィルスに「インフォデミック」について考えてみたいと思います。
そもそもこのインフォデミックが、何を正確に意味するのか ググってみました、日本語での定義は少ないようで、英語の"wikitionnary“の定義を和訳しておきます。
”Information(情報 + epidemic(疫病)=ある問題に対して過剰な情報が溢れて解決をより難しくすること”

 

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今回のコロナ騒ぎで印象的だったのはトイレットペーパーの買い占めが、偽りのTwitterではなく、それを直そうとした話そうとしたTwitterがさらに間違った憶測として拡散したと言うことです。

 

情報とは、このように脆弱なものですが、今回のコロナによる地球全体の損害を最小化するために私たち一人一人がやるべきことはソーシャルディスタンスや手洗いとともに、情報の受け手としての能力を向上することではないか、と考えます。
そこでヤタローが考える3つの方法を提案したいと思います。

①できるだけ情報ソースに直接あたる
情報のソースから遠ければ遠いほど不要なノイズが入ります。
幼稚園時代に「伝言ゲーム」をやったことがある方がいらっしいますかね?
これは幼稚園児を縦に並べて1番前の子に「ライオンはみんなでシマウマを狩る」と伝え順番に後ろの子に伝えてもらって、最後の子に「なんて聞いた?」と尋ねると、
伝聞情報は驚く程、不正確に伝わります。例えば冒頭の例では「シマウマは白い虎」とかそんな感じに伝わります。
驚くことに、これは大人の世界でも大差ありません。

また、商社駐在員として、東京の本社から御依頼を受けるのは「足で稼いだ情報を持って来い」ということですが、これも間接情報を不要に集めても意味ありません。
伝言情報を集めるなら、普段から適切な情報蒐集先と仲良くなって、文脈やボディーランゲージから、真意を汲み取り「ノイズを超えた付加価値」があって初めて意味があります。

 

②実名を出してリスクをとっている人に「情報のセレクトショップ」になってもらう
インフォデミックはSNS社会の副作用だとヤタローは考えますが、これを最小化するには「実名を出して情報発信している人」に選んでもらうことが良いと思います。
「実名を出す」ということは「リスクを取っている」ということで責任の所在が明らかゆえ情報の精度が格段に上がります。
この点においては大手の新聞社やテレビを凌駕します。
というのもヤタローの経験では、日本では信頼されている日経新聞でさえ、ヤタローの専門分野の記事を見ると間違った記載の頻度が想像を超えるほど高いのです。
これを考慮すると従来型のメディアの権力が徐々に削られ、いずれ強力な個人の集合体に置き換えられていくこと、不可避だと思います。)

セレクトショップ」はファッションを例にとるとわかりやすいでしょう。エストネーションとかビームスとか、センスの良さそうなバイヤーに服、クツ、家具、などを纏めて買い揃えておいてもらうイメージです。

 

③普段から知識をつけて、発信する
最後に、どれだけ信頼のおける情報を集めていても、受け手側の知識が十分でなければインフォデミックは起こります。従い、様々な方法で知識を蓄える一方で、できれば自分自身の考えを整理するために発信しましょう。(誰かにフィードバックもらえれば完璧です。)
音楽、芸術、学問も「歴史の洗礼」を受けて初めてホンモノになるとか。
(それ考えるとモーツアルトとか、すごいんでしょうね。多分。)

これらを始めようとしても時間やコストの観点でハードルが高いでしょうけれど、ヤタローが実践しているもののなかで無料のものをご紹介しておきます。

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なお国際派を自称する商社マンのヤタローですが、試行錯誤の結果、英語メディアでの情報収集は効率が悪いのですべてに終わりにしています。日本経済新聞フィナンシャル・タイムズの情報を使って、意味のある記事を予約してるくれることを願っています。

 

最後に今回の要点を図解しておきます。

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